熊本・陸自駐屯地に国産長射程ミサイル配備計画 反対派1200人が「人間の鎖」で抗議
防衛省が陸上自衛隊健軍駐屯地(熊本市)に初の国産長射程ミサイルを配備する計画を巡り、反対する市民団体の呼びかけに応じた約1200人が23日、駐屯地前で手をつなぐ「人間の鎖」を形成しました。参加者たちは「武力で平和はつくれない」などと声を上げ、計画の中止や住民説明会の開催を強く求めました。
全国から30団体以上が結集 プラカードで抗議の意思を示す
この抗議活動には、全国から30以上の団体が集結しました。参加者たちは「ミサイル反対」「熊本を戦場にするな」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げ、計画への強い反対意思を明確に示しました。広島市から参加した山根岩男さん(74)は「ミサイルで守るよりも、戦争をさせないための努力をすべきだ」と訴え、平和的な解決策を重視する姿勢を強調しました。
防衛省の配備計画と反撃能力への活用
陸上自衛隊健軍駐屯地には、3月ごろを目途に防衛省が反撃能力(敵基地攻撃能力)に活用するミサイル「12式地対艦誘導弾能力向上型」の配備が予定されています。この計画は、地域の安全保障環境を大きく変える可能性があるとして、地元住民や市民団体から懸念の声が上がっています。
抗議活動の参加者たちは、ミサイル配備が地域の平和と安全を脅かすと主張し、防衛省に対して透明性のある説明と住民との対話を求めています。今回の「人間の鎖」は、計画に対する地域の反発の大きさを象徴する出来事となりました。



