ロシア・ウクライナ間の「イースター停戦」が終了、双方が「停戦違反」を主張
ウクライナへの侵略を継続するロシアのプーチン大統領が、正教の復活祭(イースター)に合わせて宣言した32時間の停戦期間が、4月13日午前0時(日本時間同日午前6時)に正式に終了しました。ウクライナ側もこの停戦に応じる姿勢を示していましたが、期間中、双方が互いに「停戦違反」を繰り返したと主張し、緊張状態が続きました。
双方が膨大な「停戦違反」件数を発表
ロシア国防省は4月12日午前までに、ロシア軍の陣地に対する攻撃など、ウクライナ軍による停戦違反が合計1971件確認されたと、ソーシャルメディアを通じて発表しました。これに対し、ウクライナ軍参謀本部も12日深夜、砲撃や無人機攻撃など、ロシア軍による停戦違反が計7696件あったと、同様にソーシャルメディアで明らかにしました。
興味深いことに、ウクライナ軍参謀本部は「ロシアは自ら宣言した停戦を総じて順守している」とも言及しており、ミサイル攻撃がなかったことなどを評価した可能性が示唆されています。この発言は、停戦期間中の複雑な状況を浮き彫りにしています。
停戦後の攻撃再開を巡る緊張
ウクライナ側は、復活祭が終わった後も攻撃を再開しないよう、ロシア側に提案していました。しかし、ロシアの大統領報道官は12日、ウクライナがロシアの要求する条件を受け入れない限り、攻撃を再開する考えを示しました。この発言は、停戦終了後の軍事行動の不透明さを増すものとなっています。
今回の停戦は、宗教的な祝日に合わせた短期的な措置でしたが、双方の主張の食い違いが顕著で、和平への道のりの困難さを改めて示す結果となりました。国際社会は、このような停戦が恒久的な解決策につながるかどうか、注視を続けています。



