ロシア、米国に「ウクライナ支援停止ならイラン情報共有停止」提案か 米側は拒否
ロシア、米国に「ウクライナ支援停止ならイラン情報停止」提案

ロシア、米国に「ウクライナ支援停止ならイラン情報共有停止」提案か 米側は拒否

米ニュースサイト・ポリティコは20日、ロシアが米国に対し、ウクライナへの支援を打ち切る見返りとして、イランへの米軍に関する情報提供を停止すると提案していたと報じた。米側はこの提案を拒否したという。この情報は、米露交渉に詳しい関係者2人の話として伝えられた。

提案の詳細と背景

ポリティコによると、ロシアのキリル・ドミトリエフ大統領特別代表が11日、米国のスティーブン・ウィトコフ中東担当特使らと米国で会談を行った。その際、ドミトリエフ氏は、米国がロシアに関する情報をウクライナに与えないことを条件に、「中東における米軍資産に関する正確な座標などイランとの情報共有」を停止すると持ちかけたとされる。

この提案が事実であれば、ロシアがウクライナ侵略を利用して、米国とイスラエルの攻撃を受ける友好国イランの危機を戦略的に操作しようとしていることを示すものだ。ロシアはイランによる米イスラエルへの反撃を支援するため、衛星画像や無人機技術を提供しているとされている。

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ロシア側の反応と国際的な報道

ドミトリエフ氏は20日、自身のSNSに「フェイクだ」と投稿し、この報道を否定した。しかし、英紙など複数の国際メディアも同様の内容を伝えており、提案の存在を裏付ける動きが見られる。

米国は現在、ウクライナへの支援を大幅に縮小している一方で、情報共有は継続している。特に、米国が供与した長射程の地対地ミサイル「ATACMS」の誘導には、標的に関する米国の衛星測位データなどが不可欠とされている。

今後の展開と協議の見通し

ロイター通信によると、米国とウクライナの代表団による協議が21日、米フロリダ州で行われる予定だ。この協議では、米露とウクライナの高官級協議の見通しなどが議論される見込みである。

この提案は、国際情勢における複雑な駆け引きを浮き彫りにしており、ウクライナ情勢と中東情勢が相互に影響し合う構図を明確に示している。米国が提案を拒否したことで、両国間の緊張がさらに高まる可能性も指摘されている。

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