イラン元皇太子が米軍の攻撃を「人道的介入」と擁護 体制打倒を呼びかけ
【ワシントン共同】1979年のイラン革命以前の王制で皇太子を務め、現在は米国で亡命生活を送るレザ・パーレビ氏が、2月28日に米軍によるイラン攻撃を擁護する発言を行いました。同氏は、この攻撃が国民を標的とするものではなく、体制を打倒するための「人道的介入」であると主張しています。この見解は、ソーシャルメディアプラットフォームX(旧ツイッター)への投稿を通じて明らかにされました。
軍や治安当局に国民との連帯を要請
パーレビ氏は投稿の中で、イランの軍や治安当局に対して、指導部を守るのではなく、国民と共に行動するよう強く求めました。具体的には、「そうしなければ、崩壊しつつある政権と一緒に沈むことになる」と警告し、現体制からの離脱を促すメッセージを発信しています。この呼びかけは、同氏が昨年末以降、イラン国内で発生している反政府デモを背景に、体制転換を主導する意欲を示してきた流れに沿ったものです。
トランプ政権の軍事介入への支持を表明
パーレビ氏はこれまで、トランプ米政権による軍事介入の必要性を繰り返し指摘してきました。今回の投稿では、その立場を改めて強調し、米軍の行動を正当化する論理を展開しています。同氏の主張の要点は以下の通りです。
- 米軍の攻撃はイラン国民を標的としたものではなく、専制体制を終わらせるための措置である。
- 「人道的介入」として、国際社会の支持を得られる可能性がある。
- 軍や治安当局が指導部から離反すれば、平和的な体制転換が実現できる。
この発言は、イラン情勢が緊迫化する中、亡命指導者による政治的な働きかけが活発化していることを示しています。パーレビ氏の動向は、今後のイラン国内の動きや米イラン関係にも影響を与える可能性が高いと見られています。



