ロシア軍がウクライナ各地を大規模攻撃、3月の誘導爆弾使用は過去最多の8千発に
ウクライナ空軍の発表によると、ロシア軍は2日夜から3日午後にかけて、計約580発のミサイルや無人機を用いてウクライナ各地を攻撃した。この大規模な襲撃により、各地の州当局は少なくとも計10人が死亡したと報告している。攻撃は4日も継続し、東部ドニプロペトロウスク州ニコポリでは新たに5人の死亡が確認された。
3月の誘導爆弾使用数が急増、前月比1,500発以上増加
ウクライナ国防省は3日、ロシア軍が3月に発射した誘導爆弾の数が約8,000発に達し、過去最多だった2月から1,500発以上増加したと発表した。この急増は、戦況の激化を示す深刻な指標として注目されている。同省は、攻撃の頻度と規模が拡大していることを強調し、国際社会に対しさらなる支援を呼びかけている。
攻撃を受けた地域では、住宅地近くでも被害が発生しており、民間人への影響が懸念される。例えば、ウクライナ南部ザポリージャ州オリヒウでは、ロシア軍の攻撃を受けた住宅近くをウクライナ兵が歩く様子が確認されており、戦闘が日常的に及んでいる実態が浮き彫りになっている。
今回の攻撃は、ロシア軍の戦術が従来の前線での戦闘から、より広範な地域を標的としたミサイルや無人機による襲撃へとシフトしていることを示唆している。専門家は、このような攻撃がウクライナのインフラや民間施設を標的にすることで、国民の士気を削ぎ、長期的な抵抗を困難にしようとする意図があると分析している。
ウクライナ政府は、攻撃に対処するため防空システムの強化を急いでいるが、ロシア軍の攻撃力が増大している現状では、さらなる国際的な軍事支援が不可欠と指摘されている。また、死者数の増加は、人道危機が深刻化している証左であり、早期の停戦と和平交渉の再開が求められている。



