世界保健機関(WHO)は20日、コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部のイトゥリ州を中心に感染が拡大しているエボラ出血熱について、確認された「ブンディブギョ株」に対するワクチン開発には、早くても数カ月を要する見通しを明らかにした。この株に対して承認されたワクチンは現時点で存在せず、開発が急務となっている。
ジュネーブで開かれた記者会見で、WHOの当局者は実用化に向けて2種類のワクチンを検討中であるものの、いずれも開発段階にありデータも限られているため、実用化までには「多くの不確実性がある」と述べた。
また別のWHO当局者は、現在の流行規模を踏まえると、感染が始まったのは数カ月前の可能性があるとの認識を示した。WHOは加盟国に対し、警戒強化と感染拡大防止策の徹底を呼びかけている。
エボラ出血熱は高い致死率を誇り、過去には西アフリカで大流行を引き起こした。今回のブンディブギョ株は、これまでのワクチンが効果を示さない可能性があり、新たなワクチン開発が急がれている。



