トランプ大統領、NATOを「臆病者」と非難し日本を称賛 イラン作戦縮小検討も追加派遣報道
トランプ氏、NATOを「臆病者」と非難 日本を称賛しイラン作戦縮小検討 (21.03.2026)

米国のトランプ大統領が、北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対して厳しい言葉を投げかけ、国際社会に波紋を広げています。同時に、日本を高く評価する発言も行い、中東情勢における複雑な外交姿勢が浮き彫りになりました。

NATOへの激しい非難と日本の称賛

トランプ大統領は、自身のソーシャルメディアへの投稿を通じて、NATO加盟国に対する強い不満を爆発させました。「米国なしのNATOは張り子の虎だ」と断じ、「臆病者たちよ、我々は忘れない」と記しています。この発言は、同盟国への軍事的・財政的負担の不公平感を背景にしたものと見られています。

一方、トランプ氏は日本の役割を高く評価しています。20日に放送された米FOXニュースのインタビューでは、ホルムズ海峡の安全確保について、「日本はNATOよりも優れた同盟国だ」と述べました。前日の日米首脳会談を踏まえ、「憲法上の制約はあるが、我々が必要とするなら、日本は支援してくれるだろう」と期待を示しています。

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ホルムズ海峡警備への国際的関与を要求

トランプ大統領は、戦略的に重要なホルムズ海峡の警備問題について、国際社会の関与を強く求めています。ソーシャルメディアでは、「海峡は利用する国々によって警備・監視される必要がある」と主張。ホワイトハウスでの記者団への説明では、「米国は海峡を必要としていないが、欧州や韓国、日本、中国、他の多くの国は海峡を必要としており、関与しなければならない」と語り、エネルギー輸入依存度の高い国々への責任転嫁を図っています。

イランへの軍事作戦:縮小検討と追加派遣の矛盾

イラン情勢に関して、トランプ大統領は複雑なメッセージを発信しています。停戦については、「文字通り相手を壊滅させている時に停戦したくない」と否定的な見解を示しました。軍事作戦の目標として、ミサイル能力の無力化、防衛産業基盤の破壊、海軍・空軍の排除、核能力の保有阻止、中東の同盟国保護を挙げています。

「目標達成に近づいている」として、「作戦の縮小を検討している」と明らかにしました。しかし、この発言とは矛盾するように、ロイター通信など複数の欧米メディアは20日、米政権が対イラン軍事作戦に関し、約2500人の海兵隊部隊や米海軍の強襲揚陸艦などを中東地域に追加派遣すると報じています。この部隊は上陸作戦に対応するもので、イランの原油輸出拠点の占領や沿岸部侵攻にあたる可能性も指摘されています。

国際社会への影響と今後の展開

トランプ大統領の一連の発言と行動は、国際的な安全保障環境に大きな影響を与える可能性があります。NATOへの非難は同盟関係の亀裂を深めかねず、日本への称賛はアジア太平洋地域における米国の戦略的関心の変化を示唆しています。イラン情勢については、作戦縮小の表明と追加派遣の報道が並存し、政策の一貫性に疑問が投げかけられる状況です。

中東情勢は依然として緊迫した状態が続いており、ホルムズ海峡の安全確保やイランへの対応は、米国のみならず日本や欧州諸国を含む国際社会全体の課題となっています。今後の外交交渉と軍事戦略の調整が注目されます。

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