米軍ステルス戦闘機F35がイラン上空で攻撃を受け緊急着陸、パイロットの負傷状況は不明
【ワシントン=池田慶太】米中央軍の報道担当者は3月19日、読売新聞の取材に対し、米国の対イラン軍事作戦において、米軍の最新鋭ステルス戦闘機「F35」が1機、イラン領空内で戦闘任務中に攻撃を受けたことを明らかにした。同機はその後、中東地域に所在する米軍基地へ緊急着陸を実施したという。
攻撃の詳細とパイロットの状況
報道担当者によれば、この攻撃はイラン側によるものとみられており、F35は戦闘任務の最中に被弾した。パイロットが負傷したかどうかについては現時点で詳細が不明だが、同担当者は「パイロットの状態は安定している」と説明し、さらなる情報の公開を控えている。
米CNNテレビは、もしイラン側の攻撃によって米軍戦闘機に損害が確認されれば、これは2月末に開始された対イラン軍事作戦において初めての事例となる、と報じている。この事態は、中東地域における緊張の高まりを象徴する出来事として注目を集めている。
過去の事例と背景
今回のF35への攻撃に先立ち、同軍事作戦では既に米軍のF15戦闘機が3機撃墜されている。しかし、これらの事例はクウェートの防空システムによる誤射が原因であり、イランからの直接的な攻撃ではなかったことが判明している。
軍事専門家らは、ステルス性能を誇るF35が攻撃を受けたことについて、イラン側の防空能力の向上や新たな戦術の採用を示唆する可能性がある、と指摘している。また、この事件は米イラン間の対立が新たな段階に入ったことを示す兆候として、国際社会から懸念の声が上がっている。
現在、米軍は詳細な調査を進めており、今後の対応や作戦の見直しについて検討を重ねていると伝えられている。中東情勢は引き続き不透明な状況が続いており、今後の展開が注視される。



