イランが報復攻撃を開始、中東全域で緊張が高まる
イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は、2026年2月28日、イスラエルからの攻撃に対する報復として、ミサイルと無人機による反撃の第1波を実施したと正式に発表しました。この攻撃は中東各地の米軍基地にも及び、地域全体で大きな衝撃が広がっています。
複数国が標的に、市民の死傷者も発生
イランの国営通信社であるファルス通信によると、攻撃の標的にはバーレーン、カタール、クウェート、アラブ首長国連邦(UAE)などが含まれています。バーレーンには米海軍第5艦隊が司令部を置いており、戦略的に重要な地点です。また、カタールの米軍基地は、昨年6月にもイランによる報復攻撃の対象となった経緯があります。
UAE国防省などの情報では、首都アブダビではミサイルを迎撃した際の残骸によって市民1人が死亡する悲劇が発生しました。さらに、シリア国営通信は、シリア南部にイランのミサイルが着弾し、4人が死亡したと報じています。これらの事態は、軍事衝突が民間人にまで被害を及ぼす危険性を浮き彫りにしています。
米軍施設がある地域でも爆発音が響く
中東の衛星テレビ局アル・ジャジーラなどによると、米軍施設が存在するサウジアラビアでも爆発音が確認されました。加えて、ロイター通信はヨルダンでも同様の爆発があったと伝えており、攻撃の範囲が広域にわたっていることが示唆されます。
イラン軍中央司令部が壊滅的な打撃を宣言
イラン軍中央司令部は同日、「予告通りイスラエルと域内のすべての米軍基地が壊滅的な打撃を被る」との声明を発表しました。この発言は、報復攻撃が今後も継続される可能性を示唆しており、中東情勢のさらなる緊迫化が懸念されています。
今回の攻撃は、イスラエルとイランの対立が新たな段階に入ったことを意味しており、国際社会からの監視と対応が急がれます。地域の安定に向けた外交努力が求められる中、今後の展開に注目が集まっています。



