小泉進次郎防衛相は30日、訪問先のシンガポールで、オーストラリアのマールズ副首相兼国防相、ニュージーランドのペンク国防相と会談した。インド太平洋地域の安定に向け、共同訓練などを通じて3カ国の協力を進めることを確認した。ニュージーランドが関心を示す、豪海軍が導入予定の「もがみ」型護衛艦の能力向上型の輸出に向けても協議した。
初の3カ国防衛相会談
会談は、「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」に合わせて開かれた。日本の防衛省によると、3カ国の防衛相会談は初めて。ニュージーランド政府は7日、次期艦艇の選定をめぐり、海上自衛隊の「もがみ」型の能力向上型と、英海軍の「31型」フリゲートを候補とする声明を発表している。
護衛艦輸出の行方
防衛省によると、ペンク氏は「検討は早期の段階だ」として、2027年末までに提言をまとめるとした。小泉氏は、「もがみ」型の能力向上型が選定されれば、「3カ国の相互運用性の向上につながる可能性がある」との期待を伝えたという。小泉氏は会談後、「同志国連携の中核である豪州と、その同盟国であるニュージーランドと3か国会談を行った意義は極めて大きい」と記者団に述べた。
小泉氏はこの日、ヘグセス米国防長官とも会談した。韓国の安圭伯(アンギュベク)国防相とも会談を予定している。



