MAGA派の対イラン攻撃支持率が8割に達する一方、米兵の犠牲懸念も浮上
米ニュースサイト、ポリティコは2026年3月20日、対イラン軍事作戦に関する世論調査結果を公表しました。調査によると、トランプ前大統領を熱烈に支持する米国第一主義運動「MAGA」派を自認する人の81%が、イランの前最高指導者ハメネイ師を殺害するなどした2月の攻撃を支持していることが明らかになりました。
MAGA派の複雑な立場と攻撃支持の背景
MAGA派は一般的に過度な対外関与に反対の立場を取っていますが、今回の調査では、多くの支持者がトランプ氏の主張を信じ、攻撃の正当性を認めている実態が浮かび上がりました。これは、MAGA派のイデオロギーと現実の政策判断の間に微妙なバランスが存在することを示唆しています。
一方で、MAGA派の32%は、軍事目標が達成できなくても作戦に関与する米兵の犠牲がこれ以上増えてはならないと回答し、懸念の広がりもうかがわせました。この結果は、攻撃支持と同時に、人的損失に対する警戒感が根強いことを反映しています。
回答者全体の傾向と見方の分裂
回答者全体では、43%が攻撃を支持し、33%が不支持でした。また、作戦が「永遠の戦争」に近いと考える人は43%、短期的な介入に近いと考える人は40%で、見方が分かれたことも判明しました。この分裂は、米国内での対イラン政策に対する意見の多様性を浮き彫りにしています。
調査は2026年3月13日から18日にかけてオンラインで実施され、米国人の成人男女3851人が回答しました。この大規模なサンプルは、米国民の意見を包括的に捉えることを可能にしています。
今回の調査結果は、MAGA派の支持層が対外軍事行動に対して複雑な感情を抱いていることを示しており、今後の米国の外交・安全保障政策に影響を与える可能性があります。特に、米兵の犠牲に対する懸念は、政策決定者にとって重要な考慮事項となるでしょう。



