米国務省は6日、ノルウェーが人工知能(AI)技術に不可欠な半導体や重要鉱物の確保を目的とした多国間の協力枠組み「パックス・シリカ」に参加したと発表した。この枠組みは、レアアース(希土類)などの市場を事実上独占する中国に対抗するため、トランプ政権が主導している。
パックス・シリカの概要
パックス・シリカは昨年12月に発足した枠組みであり、参加国は日本、韓国、オーストラリア、インド、フィリピンなど多岐にわたる。今回のノルウェーの参加により、欧州諸国の関与がさらに強まることが期待される。
重要鉱物を巡る国際情勢
半導体やAI技術の基盤となる重要鉱物は、現在中国が世界の供給の大部分を支配している。この依存を減らすため、各国はサプライチェーンの多様化を進めており、パックス・シリカはその重要なプラットフォームとなっている。
ノルウェーは豊富な鉱物資源を持ち、特にレアアースの採掘技術にも優れている。同国の参加は、枠組みの実効性を高めるだけでなく、欧州全体の資源安全保障にも寄与するだろう。
今後の展望
パックス・シリカは今後も参加国を拡大し、重要鉱物の安定供給と技術協力を推進する方針だ。一方、中国は自国の市場支配を守るため、対抗措置を取る可能性も指摘されている。



