韓国の尹錫悦前大統領による「非常戒厳」宣言に加担したとして、内乱首謀ほう助などの罪に問われた前首相、韓悳洙被告(76)の控訴審で、ソウル高裁は7日、懲役15年(求刑懲役23年)を言い渡した。1月の一審ソウル中央地裁は求刑を大幅に超える懲役23年としていたが、高裁は一部を無罪と判断し、減刑した。
判決の内容
判決によると、韓被告は2024年12月3日、戒厳令を違憲で違法と認識しながら、手続き上の正当性を持たせる目的で閣議招集を進言するなどし、内乱を首謀した尹前大統領を手助けしたり、内乱の重要任務に従事したりした。
高裁の判断
高裁は「内乱に加担する側に立った罪責は非常に重い」と指摘した。その上で、一審判決の量刑は重すぎると判断し、一部の罪を無罪とすることで懲役15年に減刑した。
韓被告は一審判決を不服として控訴していた。検察側も量刑が軽すぎるとして控訴していたが、高裁は検察の主張を退けた。
この判決に対し、韓被告の弁護団は「判決内容を精査し、上告を検討する」と述べている。一方、検察側も「判決を分析し、必要に応じて対応する」としている。
韓国社会では、今回の判決を巡り賛否両論が起きている。尹前大統領の非常戒厳宣言は民主主義の根幹を揺るがす行為だったとの批判がある一方、韓被告の役割は限定的だったとの見方もある。



