JR東日本と西武鉄道は、JR武蔵野線と西武池袋線を結ぶ連絡線を活用し、2029年3月から直通運転を開始する方針を明らかにした。両社は、JR沿線の湘南エリアや西武沿線の秩父エリアなどを結ぶ観光特急を運行する計画だ。
連絡線の活用と運行計画
JR武蔵野線の新秋津駅(東京都東村山市)と西武所沢駅(埼玉県所沢市)の間には、新造車両の搬入などに使用される連絡線が存在する。両社によると、この連絡線を活用し、JR沿線の湘南、房総エリアや東京ディズニーリゾート、新幹線と接続する大宮駅などと、西武沿線の秩父エリアやプロ野球埼玉西武ライオンズの本拠地・ベルーナドームなどを結ぶ運行プランが検討されている。
新型車両の投入
直通運転には、西武10000系「ニューレッドアロー」をリニューアルし、2028年度に登場予定の観光特急(7両編成)を使用する。一般席に加えて半個室やソファ席、バーカウンターを備えた車両に、JR線走行に必要な改造を施す。年間50本以上の運行が予定されている。
さらに、JR新秋津駅と約4キロメートルの区間には、既存の連絡線を活用することで、新たな線路敷設を最小限に抑えながら、効率的な直通運転を実現する。両社は、観光需要の喚起や沿線地域の活性化を目指しており、具体的なダイヤや料金体系については今後詰めていく方針だ。



