JR東海、新幹線ポイントのトングレールを初改良 寿命延長でコスト削減
JR東海、新幹線ポイントのトングレールを初改良 寿命延長

JR東海、新幹線ポイント用トングレールを初改良

JR東海は、東海道新幹線の進路を切り替えるポイントに使用する新しい「トングレール」を開発した。この改良は、レール形状の変更としては約60年の歴史で初めてとなる。摩耗しにくくすることで寿命を延ばし、保守作業の負担と経費を削減する狙いがある。2029年度以降に本格導入される予定だ。

開発の背景と体制

トングレールは、レールの分岐点に敷設され、左右に動かして車輪の方向を誘導する。先端が薄く複雑な形状のため、長期間の列車通過により摩耗や亀裂が生じやすい。JR東海は、他社の脱線事故を契機に、部署をまたいだ技術開発体制を整え、研究を進めてきた。

JR東海技術開発部理事で博士号を持つ三輪昌弘さんは、「レールと車両の部門が一緒に研究しなければ、新たなトングレールは生まれなかった」と説明する。三輪さんが所属する研究施設は愛知県小牧市にあり、2002年に開設された。車両や保線など異なる分野の社員が技術的課題の解決に取り組んでいる。

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新トングレールの特徴

新しいトングレールは、車輪とレールの接触面積を広げて摩耗しにくくし、レールを厚くして亀裂を抑える工夫が施されている。これにより、従来品と比較して寿命が大幅に延びることが期待される。JR東海は、この改良によって保守作業の頻度を減らし、コスト削減につなげたい考えだ。

三輪さんは、「今回の開発は、異なる専門性を持つ社員が協力した成果であり、今後も継続的な技術革新を目指す」と述べている。

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