九州大学は、福岡県春日市の筑紫キャンパスに半導体の産学連携拠点「九州サイエンスパーク形成先導拠点」を新設し、本格運用を開始した。最先端の解析装置などを備え、企業との共同研究や、大学を中核とした産業集積を加速させる狙いがある。
拠点の概要
九州大学は、5階建ての実験棟を改装し、半導体製造で使用されるクリーンルームを設置。企業が共同利用できるようにしたほか、企業向けの賃貸オフィスも用意している。これにより、産学連携の推進と地域の半導体産業の活性化を図る。
EUV技術の強み
九州大学は、先端半導体の製造に欠かせない「EUV(極端紫外線)」の技術に強みを持っており、2024年には新興企業「EUVフォトン」を設立した。新拠点では、同社が所有する解析装置を外部企業にも開放し、技術革新や研究成果の社会実装を促進する。
今回の拠点新設により、九州大学は半導体分野における産学連携のハブとしての役割を強化し、地域経済への貢献が期待される。



