日銀が追加利上げを決定
日本銀行は6月12日に開いた金融政策決定会合で、政策金利である無担保コールレートの誘導目標を0.25%から0.5%に引き上げることを決定した。これは2024年3月以来の利上げとなる。
決定は賛成8、反対1の賛成多数で可決された。反対したのは田村委員で、追加利上げの必要性を認めつつ、タイミングが早すぎると主張した。
日銀は声明で、「物価上昇率は2%程度で推移しており、賃金上昇も続いている」と指摘。経済・物価情勢が想定通りに推移しているとして、追加利上げを正当化した。
市場の反応
決定後、円相場は1ドル=142円台と、一時的に円高が進んだ。日経平均株価は下落し、長期金利は上昇した。
市場関係者からは「想定内の利上げ」との声が多く、今後の利上げペースに注目が集まっている。
今後の見通し
日銀の植田総裁は会合後の記者会見で、「追加利上げのペースはデータ次第」と述べ、今後の経済指標を見極めながら判断する姿勢を示した。年内の追加利上げについて明言を避けたが、市場では10月にも再度の利上げがあるとの観測が出ている。
一方、政府は今回の利上げについて、物価安定と経済成長の両立を図る日銀の判断を尊重する方針だ。



