帝国データバンク和歌山支店は5日、和歌山市手平に本社を置く国土建設が、和歌山地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。負債総額は約15億7300万円に上り、和歌山県内の建築工事業者としては過去最大の倒産となった。
創業から事業拡大の経緯
同社は1979年に創業。当初は不動産売買を主な事業としていたが、1996年ごろから木造建築工事に進出。堺市にも拠点を構え、戸建て住宅の建築や販売を手がけるなど事業を拡大してきた。
経営悪化の要因
業容拡大に伴う負担に加え、職人不足による外注費の高騰が経営を圧迫。2024年4月期決算では大幅な最終赤字を計上した。取引先への支払い遅延が表面化し、今月に入って全従業員を解雇する事態となった。
帝国データバンクは、同社の経営破綻は県内建築業界に与える影響が大きいとみて、今後の動向を注視している。



