日本生命保険は3日、米投資ファンドのブラックストーンと投資や運用に関する提携を結んだと発表した。銀行を介さずにファンドが企業へ直接融資する「プライベートクレジット」向けに、日本生命グループがブラックストーンに5年間で1.5兆円を運用委託する。
提携の背景と内容
ブラックストーンは運用資産残高が1.3兆ドルを超え、プライベートクレジットや不動産投資・運用に強みを持つ。2005年から日本生命の運用を受託しており、現在の残高は1100億円に上る。
プライベートクレジットは一般的に「ハイリスク・ハイリターン」の運用とされる。米国では融資先の破綻などが警戒されているが、日本生命は「プライベートクレジット市場全体が悪化しているわけではない」として、投資を増やす方針を示した。
不動産投資・人材育成でも連携
提携では、日本生命が国内に保有する不動産投資や人材育成の分野でも協力する。両社は長期的なパートナーシップを構築し、運用ノウハウの共有や新たな投資機会の創出を目指す。
日本生命は、低金利環境下で収益源を多様化する必要に迫られており、プライベートクレジットなどのオルタナティブ投資を拡大している。今回の提携により、ブラックストーンの専門性を活用し、リスク管理を徹底しながら投資収益の向上を図る。



