週明け1日午前の東京外国為替市場では、円相場が1ドル=159円台前半で推移している。前週末比で19銭の円安・ドル高となり、午前10時現在は1ドル=159円45~46銭で取引された。ユーロに対しては35銭の円安・ユーロ高で、1ユーロ=185円72~73銭となっている。
ドルに「有事の買い」が流入
市場関係者によると、米国とイランの間で進行中の戦闘終結に向けた交渉の先行き不透明感が強まり、安全資産としての基軸通貨ドルに「有事の買い」が入ったことが円安を押し進めた要因とみられる。地政学的リスクの高まりが投資家のリスク回避姿勢を強め、ドル需要を喚起している。
日銀の早期利上げ観測が円安抑制
一方で、市場では「日銀が早期に利上げを実施するとの観測が、円安の進行を食い止めている」との見方が広がっている。日銀の金融政策正常化への期待が、過度な円安を防ぐ要因として機能しているようだ。今後の日銀の動向や米イラン交渉の進展次第では、為替相場がさらに変動する可能性がある。
本日の東京市場では、午後も引き続き米国とイランの情勢や日銀の政策に関する発言などに注がれ、円相場は不安定な動きを見せることも予想される。投資家はリスク管理を徹底しつつ、市場の動向を注視する必要がある。



