独フォルクスワーゲン、25年純利益37.8%減 米中市場の逆風で業績悪化
VW純利益37.8%減 米中市場苦戦で業績悪化

独フォルクスワーゲン、2025年決算で純利益大幅減 米中市場の逆風が直撃

ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が3月10日に発表した2025年12月期の決算は、純利益が前期比37.8%減少するなど、厳しい結果となった。米国の関税政策と中国市場での競争激化が、同社の業績に深刻な影響を与えたことが明らかになった。

純利益66億7300万ユーロに落ち込む

VWの2025年12月期決算によると、純利益は66億7300万ユーロ(約1兆2000億円)を記録した。これは前期と比較して37.8%の大幅な減少であり、同社にとって大きな打撃となっている。売上高も0.8%減の3219億1300万ユーロと、わずかながら下落した。

米中市場での苦戦が主要因

業績悪化の背景には、米国市場での関税強化中国市場での販売苦戦が大きく響いている。トランプ米政権による関税政策が逆風となり、米国での販売が減少。また、中国市場では地元メーカーとの競争が激化し、販売台数を減らしたことが要因として挙げられる。

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グループ全体の世界販売台数は0.5%減の898万3900台にとどまった。特に中国と米国での販売減が顕著で、一方で欧州市場では堅調な販売を維持したものの、全体の業績を押し上げるには至らなかった。

トヨタとの差が拡大

自動車業界の首位を競うトヨタ自動車は、同期間に約1132万台の販売台数を記録しており、VWとの差がさらに拡大した。この結果は、VWがグローバル市場での競争力維持に課題を抱えていることを浮き彫りにしている。

VWは今後、米中市場での戦略見直しが急務となる。関税リスクへの対応や、中国での競争激化に対処するための新たな販売施策が求められるだろう。自動車産業全体が地政学的リスクや市場競争の激化に直面する中、VWの今後の動向が注目される。

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