日産自動車は1日、米国南部ミシシッピ州のキャントン工場における電気自動車(EV)の生産計画を正式に中止すると発表した。米国ではトランプ政権下でEVに対する税額控除が廃止されるなど、市場環境が急速に悪化しており、同社は計画の見直しを迫られた。
中止の背景
中止となったのは、キャントン工場でのEV2車種の生産計画である。日産はバイデン政権下の2022年、同工場に5億ドルを投じてEV製造を開始すると公表していた。しかし、その後の政権交代に伴う政策変更により、計画は一旦凍結され、今回正式に生産中止が決定された。
今後の方針
キャントン工場では今後、EV以外の車種の生産を拡大する見通しである。一方、米国市場でのEV販売自体は継続する方針だ。日産の広報担当者は「米国はリード市場の一つであり、お客様が求める車を引き続き提供していきたい」とコメントしている。
日産を取り巻く状況は厳しく、自動車世界販売ではスズキに抜かれ3位に後退するなど、競争が激化している。今回の生産計画中止は、米国市場におけるEV需要の不透明感を反映したものと言える。



