1日午後の東京外国為替市場で、円相場が対ドルで急騰し、一時1ドル=155円台半ばを記録した。それまで157円台前半で安定していたが、午後3時半過ぎから急激に変動し、わずか数分の間に1円以上の円高ドル安が進行した。
前日の4月30日には、原油高による貿易赤字拡大懸念や米国の利下げ観測後退を背景に円売りが加速し、一時1ドル=160円70銭台まで円安が進んでいた。しかし、政府関係者によると、30日夜に政府・日銀が為替介入を実施。これにより5円程度の急速な円高ドル安が生じ、一時1ドル=155円台に戻した。1日朝以降は再び2円ほど円安方向に戻していたが、午後になって再び急激な円高が発生した。
市場関係者は、介入警戒感や投機的な動きが重なった可能性を指摘している。今後の政府・日銀の対応や、米国の金融政策動向が注目される。



