ランドセルにもナフサ高騰の影、2年後の新1年生「今買う?」前倒し購入の動き
ランドセルにもナフサ高騰の影 2年後の新1年生「今買う?」

中東情勢の悪化が、教育現場にも影響を及ぼし始めている。ランドセル市場では、原材料であるナフサの高騰を受け、将来の値上げを見越した保護者の間で前倒し購入の動きが広がっている。

東武百貨店で優待販売、150種類以上が並ぶ

東武百貨店池袋本店(東京都豊島区)では、2027年4月に小学校に入学する子ども向けのランドセル優待販売が5月21日に開催された。店頭には150種類以上のランドセルが並び、売れ筋は7万円前後の価格帯だという。担当者によると、2028年4月に入学する子どもの保護者からも「今のうちに買った方がいいか」との問い合わせが寄せられている。

現在の店頭在庫は影響なし、来年以降に懸念

軽量で丈夫な人工皮革製のランドセルは、石油から精製されるナフサを原料とする。現在店頭に並ぶ商品は、中東情勢が悪化する前に素材を調達したため、価格への直接的な影響は見られない。しかし、2028年4月入学向けの製品は、来年以降に販売が始まる予定で、ナフサ価格高騰の影響を受ける可能性がある。売り場担当者は「将来的な価格上昇への不安から、前倒しで購入を検討する保護者が増えている」と話す。

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メーカーによっては素材値上げに踏み切る

実際に、化学メーカーのクラレ(東京)など一部の企業は、素材の値上げに踏み切った。ナフサはランドセルだけでなく、様々なプラスチック製品の原料であり、その高騰は幅広い業界に影響を及ぼしている。保護者からは「今買っておけば安心」という声が聞かれる一方で、家計への負担増を懸念する声も上がっている。

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