名古屋銀行、しずおかFGとの経営統合で「名前はなくさない」と藤原頭取が対等の精神を強調
名古屋銀行「名前はなくさない」 しずおかFGと経営統合で対等強調 (29.03.2026)

名古屋銀行としずおかFGの経営統合、藤原頭取が「対等の精神」を強調

名古屋銀行(本店:名古屋市)の藤原一朗頭取は3月28日、名古屋市内で記者会見を開き、しずおかフィナンシャルグループ(FG、本店:静岡市)との経営統合計画について詳細を説明しました。藤原頭取は「名古屋銀行の名前はなくさない」と明確に述べ、この統合が対等の精神に基づくものであることを強く強調しました。統合は2026年3月29日を目指して進められており、両行の協力体制が注目を集めています。

規模の差を超えた対等なパートナーシップ

昨年9月末時点の総資産額は、しずおかFGが15兆8784億円、名古屋銀行が6兆2355億円と、経営規模には大きな差があります。しかし、藤原頭取は記者会見で「実は法人のお客さまの数はあまり変わらない」と指摘し、数字だけでは測れない両行の実力を説明しました。さらに、経営統合に向けた協議では「愛知県や名古屋は、名古屋銀行に任せると言っていただいている」と述べ、地域密着型の役割分担が進んでいることを明らかにしました。

行員への説明と将来ビジョン

名古屋銀行の行員に対しては、基本合意が発表された3月27日の昼に、藤原頭取からのビデオメッセージを公開しました。このメッセージでは、経営統合の意義が詳しく説明され、店舗の統廃合などの予定はないことが伝えられました。藤原頭取は会見で、この統合をトップライン(売上高)向上を目指す「攻めの経営統合」と位置付け、何度もその重要性を念押ししました。

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同時に、「規模だけではなく、むしろ質をしっかりと追って全国トップクラスの地銀グループへの発展を目指したい」と語り、単なる大型化ではなく、サービスの質や地域貢献を重視した成長戦略を掲げています。この方針は、地銀としての強みを活かしながら、競争力を高めることを意図していると見られます。

今後の展望と地域経済への影響

今回の経営統合は、愛知県と静岡県を中心とした地域経済に大きな影響を与える可能性があります。藤原頭取の強調する「対等の精神」は、合併後の企業文化の融合や顧客サービスに反映されることが期待されます。また、店舗統廃合がないという方針は、地域住民にとって安心材料となるでしょう。

金融業界では、地銀同士の統合が活発化する中、名古屋銀行としずおかFGのケースは、規模の異なる機関がどのように協力し合うかのモデルケースとして注目されています。今後の詳細な統合計画の発表や、規制当局の承認手続きが進むにつれ、さらに具体的な内容が明らかになる見込みです。

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