広島銀行でメットライフ生命出向者が顧客情報を不正持ち出し、88件の契約情報が流出
広島銀行は3月19日、外資系保険会社のメットライフ生命保険からの出向者が、顧客88人の保険契約情報の一部を不正に持ち出していた事実を明らかにしました。この不正行為は、メットライフ生命側の調査過程で発覚し、今年2月13日に広島銀行へ報告されました。
不正持ち出しの詳細と影響範囲
広島銀行によると、不正持ち出しは2021年7月と8月の計2回にわたって発生しました。持ち出された情報には、被保険者の氏名の読み方、保険会社名、商品名などが含まれていました。しかし、連絡先や生年月日、口座番号といった機微な個人情報は含まれておらず、メットライフ生命から外部への情報流出は確認されていないとしています。
この事件は、メットライフ生命の社員が出向先の代理店から不正に情報を持ち出した疑いが浮上し、内部調査によって判明しました。広島銀行は、情報セキュリティ管理体制の見直しを急ピッチで進めています。
広島銀行の対応と今後の対策
広島銀行は、今回の不正行為を受けて、保険会社からの出向者受け入れ制度を3月末で廃止することを決定しました。この措置は、同様のインシデントの再発防止を目的とした抜本的な改革の一環です。
さらに、銀行側は以下の対策を講じる予定です:
- 出向者を含む全従業員に対する情報セキュリティ教育の強化
- 顧客情報へのアクセス権限の厳格な管理と監視体制の整備
- 定期的な内部監査の実施とリスク評価の見直し
この事件は、金融機関における情報管理の脆弱性を浮き彫りにし、業界全体に衝撃を与えています。広島銀行は、顧客への説明責任を果たすとともに、再発防止に全力を挙げる姿勢を示しています。



