外食大手ゼンショーHD創業者・小川賢太郎氏が77歳で死去 すき家・はま寿司など手がける
ゼンショーHD創業者・小川賢太郎氏死去 77歳 すき家など手がける

外食大手ゼンショーHD創業者・小川賢太郎氏が77歳で死去

外食大手ゼンショーホールディングス(HD)の創業者で会長を務めていた小川賢太郎(おがわ・けんたろう)氏が、4月6日に死去したことが7日、同社より発表された。77歳だった。石川県出身。葬儀は近親者のみで執り行われ、後日、お別れの会が開かれる予定である。

学生運動から外食産業の巨人へ

小川氏は東京大学在学中に学生運動に参加し、中退後の1982年に横浜市でゼンショーを創業した。当初は小さな企業だったが、牛丼チェーン「すき家」や回転ずし「はま寿司」など、数多くの人気外食ブランドを手がけることで、業界をリードする大企業へと成長させた。学生時代の経験を踏まえ、「世界の飢餓と貧困をなくす」を企業理念に掲げ、社会的使命を重視する経営姿勢で知られていた。

積極的な買収戦略と業績拡大

小川氏は積極的な買収戦略も推進し、うどんチェーンの「なか卯」やハンバーガーチェーンの「ロッテリア」といった著名な外食ブランドを次々と傘下に収めた。その結果、ゼンショーHDの業績は飛躍的に拡大し、2025年3月期には連結売上高が国内の外食企業として初めて1兆円を突破するという快挙を達成した。この数字は、同社が業界のトップランナーとして確固たる地位を築いたことを示している。

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経営の継承と社会的活動

2025年6月には、次男の洋平氏にゼンショーHDの社長職を譲り、経営の世代交代を図っていた。また、小川氏は日本チェーンストア協会の副会長や国民生活産業・消費者団体連合会の会長など、業界団体や消費者関連組織の要職も歴任し、外食産業全体の発展に貢献した。

小川賢太郎氏の死去は、外食業界に大きな衝撃を与えており、その革新的な経営手腕と社会貢献への情熱は、多くの関係者から惜しまれている。ゼンショーHDは今後、創業者の遺志を継ぎ、持続的な成長を目指す方針を示している。

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