元CAの情熱が光る愛知のベーグル店、世界の味をアレンジして提供
元CAの愛知ベーグル店、世界の味をアレンジ (07.04.2026)

元CAの情熱が詰まった愛知のベーグル店、世界の味をアレンジ

愛知県一宮市の住宅街に、地中海を思わせる白い扉とパリの石畳をイメージした店舗がひっそりと佇んでいる。その店名は「TRIP TIP BAGEL」。店内に入ると、オレンジ色を基調とした温かな空間が広がり、壁にはワルシャワやエルサレムなど、ベーグルにゆかりのある都市の時刻を示す時計が掛けられている。ここは、元キャビンアテンダント(CA)の小嶋奈緒さん(44)が営む、世界中の料理をアレンジしたベーグル専門店だ。

国際色豊かなベーグルメニュー

店頭に並ぶベーグルは、台湾の胡椒餅をイメージした「台湾胡椒餅味」や、韓国のスイーツを参考にした「コグマハニーバター味」など、約20種類に及ぶ。小嶋さんはCA時代に訪れた世界各国で味わった料理の記憶を活かし、独自のアレンジを加えている。メニューは頻繁に入れ替えられ、常に新鮮な驚きを提供している。

小嶋さんがベーグルに魅了されたのは大学生の頃。初めてカフェで食べたもっちりとした食感に心を奪われ、以来、全国のベーグル店を巡り、通販で購入したベーグルで実家の冷凍庫を埋め尽くすほどの情熱を注いできた。2024年、15年間務めたCAを辞め、新たな道を模索する中で、「大好きなベーグル屋さんを開こう」と決意。パン教室で作ったベーグルが先生から絶賛され、マルシェへの出店を経て、自宅の庭に店を構えるに至った。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

こだわりの製法と未来への展望

小嶋さんが作るベーグルは、国産小麦粉を使用し、でんぷんをのり状にした「湯種」を生地に混ぜ込むことで、独特のもっちり感を実現。さらに、レーズンから作る自家製酵母を活用し、「一番おいしいと思う」味わいを追求している。焼き上がったベーグルを見て、従業員と共に「今日もかわいく焼けているね」と笑顔で語り合う光景は、店の温かな雰囲気を象徴している。

「ベーグルはパサパサとしたイメージを持たれがちですが、そのおいしさを多くの人に知ってほしい」と小嶋さんは語る。現在は、トルコ料理の「ギョズレメ」をイメージした新メニューの開発にも取り組んでおり、「世界中の味のベーグルを作り、お客様の日常の息抜きになれる店にしたい」という夢を膨らませている。

CA時代に培った「怒っているお客様を笑顔に変える」という心構えは、今も店舗運営に活かされている。来店客がベーグルを受け取る際、自然と笑顔がこぼれる様子は、小嶋さんの思いが確かに伝わっている証だ。TRIP TIP BAGELは、火・水・木曜の午前11時から午後4時まで営業し、取り置きサービスや通販も実施。世界中の味が詰まったベーグルが、愛知の地から新たな食の楽しみを発信し続けている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ