焼き鳥チェーン「鳥貴族」、ベトナム・ハノイに初出店 東南アジア展開の第一歩
焼き鳥チェーン「鳥貴族」を運営するエターナルホスピタリティグループは、ベトナム・ハノイ中心部に同国初の店舗をオープンすることを前に、4日に記念式典を開催した。この出店は、東南アジア市場への本格的な進出を意味する重要な一歩となる。
日本式の商品とサービスを導入、現地向けメニューも開発へ
同社は、日本で培った焼き鳥の技術とサービスをベトナムに導入する方針を明らかにしている。しかし、単なる輸出にとどまらず、ベトナム人の食の好みや文化に合わせた新メニューの開発にも着手する予定だ。これにより、現地市場での競争力を高め、地域に根ざした店舗作りを目指すという。
エターナルホスピタリティグループの大倉忠司社長は式典で、「地域に愛される店舗作りに努める」と述べ、現地コミュニティとの連携を重視する姿勢を示した。この発言は、単なるビジネス拡大ではなく、持続可能な成長を追求する企業の戦略を反映している。
東南アジアで150店舗を目指す積極的な展開計画
鳥貴族は、韓国や中国など海外市場での展開実績を活かし、今回のベトナム進出を皮切りに、東南アジアでの事業拡大を加速させる構えだ。具体的には、ハノイなどの大都市から出店を増やし、将来的に東南アジア地域で150店舗を目指すという野心的な目標を掲げている。
さらに、シンガポールやフィリピンへの出店も計画されており、東南アジア全体を視野に入れた戦略が進められている。この動きは、日本の外食産業が新たな成長市場を求めて積極的に海外進出を図る潮流の一例と言える。
海外展開の背景と今後の展望
鳥貴族のベトナム進出は、日本の焼き鳥文化を世界に広めるだけでなく、現地の経済や雇用にも貢献することが期待される。日本式の品質管理とサービスを基盤としつつ、現地のニーズに柔軟に対応する姿勢が、成功の鍵となりそうだ。
今回の出店は、東南アジア市場における日本食ブームの追い風も背景にある。同社は、この機会を捉え、地域に密着した店舗運営を通じて、長期的なブランド構築を目指す方針を示している。今後の展開次第では、東南アジアの外食市場に新たな潮流を生み出す可能性も秘めている。



