三重・亀山の洋菓子店「シャトー」、特大シュークリームとあんぱんが人気
三重・亀山の洋菓子店シャトー、特大シュークリームとあんぱんが人気

ドアを開けると、おいしそうなショーケースに目が行く。三重県亀山市の東町商店街の中にある「洋菓子&パン シャトー」。店内には、ケーキとパンが毎日各25種類ほど並ぶ。人気商品は、黒糖を使った生地の中にぎっしりあんこを詰めたあんぱんと、こぶしより大きなシュークリーム。土日にはさらに大きなシュークリーム「かめのこうら」も登場する。

地元の常連客から、ツーリングで訪れる県外の客まで、多くの人々が訪れるシャトー=亀山市東町で

特大シュークリームの誕生秘話

「実は、開店当初はかめのこうらがシャトーの『シュークリーム』だったんです」と松林信弥社長(50)は笑う。自身の実家でも、両親がパンと洋菓子を販売していた。店舗と家がつながっており、焼きたてのパンの香りも、ケーキの甘い香りも、生活のすぐそばにあった。店の手伝いをする中で、自分も両親と同じ道に進もうと決めた。東京の専門学校や県内外の店で修業して腕を磨き、亀山市内で自分の店を持った。

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シャトーが最初にシュークリームとして販売したのは、直径15センチほどの特大サイズ。シュー生地に、注文を受けてからクリームを詰めていたこともあり、30分待ちの行列となることもあった。大きさから一度に焼ける量にも限りがあり、特大シュークリームは現在の大きさに変更となった。

「かめのこうら」復活と命名の由来

その後、復活を求める常連客の声を受け、特大シュークリームが週末限定で復活した。偶然店を訪れた観光客から、地域の土産になるものとして「亀山」にちなんで「カメの甲羅みたいなものはないか」と聞かれたことから、見た目や大きさが似た特大シュークリームを「かめのこうら」と名付けた。

通常購入できるシュークリームより2・5倍ほど大きいかめのこうらが話題となり、今では県内外から人が訪れるようになった。「最近『顔の大きさくらいある』ってよく言われるけど、さすがにそこまで大きくない」と笑いながらも「いろんな人の話題の種になってくれるのがうれしい」と目を細める。

老若男女に愛される店

パンや洋菓子を売る店には若い女性客が多いと思われがちだが、松林社長は「うちは老若男女関係ない。おじいちゃんおばあちゃんも多い」と話す。客から野菜や漬物をおすそわけしてもらうこともあるという。「親しみやすさがあるのかも」と話し「みんなに喜んでもらえるような店を、これからも続けていきたい」とほほ笑んだ。(西村理紗)

亀山市東町1の7の16。午前9時~午後7時。日曜と祝日は午後6時まで。人気商品は夕方までに売り切れることが多い。予約は前日までに同店=0595(98)4336=まで。

直径15センチほどの「かめのこうら」(左)と、あんこでずっしりと重いあんぱん

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