西部ガスは11日、北九州市の液化天然ガス(LNG)受け入れ拠点「ひびきLNG基地」で進めている3基目のタンク建設工事を報道陣に公開した。現在、工程の約4分の1を終えており、計画通り2029年度前半の運転開始を目指している。
タンクの規模と建設状況
完成時のタンクは直径約90メートル、高さ約65メートルとなる。2025年9月に本体工事を着工後、底部の基礎工事を進め、地中の固い地盤に長さ25メートル前後の杭を約550本打ち込んだ。現在は金属製容器などの工事に移行しており、この日は作業員が溶接作業などを行っていた。2027年秋頃には屋根を設置する予定だ。
貯蔵能力の大幅増強
新タンクの容量は23万キロリットルで、完成すれば基地全体の貯蔵能力は現在の約59万キロリットルへと6割増加する。燃焼時の二酸化炭素排出量が比較的少ないLNGは、脱炭素化に向けて国内外で需要が高まっており、今回の増設は供給力強化につながる。



