カタールエネルギー相が緊急警告「世界経済破綻の危機的状況」
カタールのエネルギー担当国務相であるカアビ氏が、米イスラエルとイランの交戦の影響によって「世界経済が破綻する恐れがある」と緊急警告を発した。英紙フィナンシャル・タイムズ電子版が3月6日に報じたインタビュー内容で明らかになった。
LNG供給停止と経済への深刻な影響
カアビ氏は、攻撃を受けた液化天然ガス(LNG)施設が通常の供給サイクルに戻るまでに「数週間から数カ月必要」だと指摘。さらに、交戦が数週間続けば「世界各地でGDP成長率が影響を受ける」と述べ、国際経済への波及効果を懸念した。
カタールは世界有数のLNG生産国であり、国営カタールエナジーはすでにLNG生産を停止している。日本を含む多くの国々がカタールからLNGを調達しており、供給不安が広がっている。
ホルムズ海峡封鎖と原油価格高騰の可能性
カアビ氏は、ホルムズ海峡の事実上の封鎖が続けば、原油価格が高騰する可能性があるとも警告した。ホルムズ海峡は中東産原油の重要な輸送ルートであり、封鎖が長期化すれば世界のエネルギー市場に大きな混乱が生じる恐れがある。
現在の状況について、カアビ氏は以下のように分析している:
- LNG施設の復旧には数週間から数カ月を要する
- 交戦が続けば世界各国のGDP成長率に悪影響が及ぶ
- ホルムズ海峡の封鎖が原油価格高騰を引き起こす可能性
この警告は、中東情勢の緊迫化が単なる地域問題ではなく、世界経済全体を揺るがす重大な危機であることを浮き彫りにしている。国際社会はエネルギー供給の安定化と地域紛争の早期解決に向けた緊急対応が求められている。



