地球外知的生命探査「日本SETI研究会」が発足
宇宙に存在するかもしれない知的生命の謎に迫るため、国内の天文学者や研究員らが新たな研究会を立ち上げた。2026年4月、神戸市西区で「日本SETI(セチ)研究会」の発足が発表され、会長には兵庫県立大学専任講師の鳴沢真也氏(61)が就任した。研究会は来年夏に宇宙空間からの電波観測を計画しており、地球外知的生命探査(SETI)の国内初の研究組織として注目を集めている。
研究会発足の背景と目的
SETIとは「Search for Extra-Terrestrial Intelligence」の略で、地球外の知的生命を電波や光学観測などで探す研究分野だ。鳴沢会長は長年SETI研究の第一人者として活動しており、その呼びかけに天文学者や天文台の研究員ら10人以上が賛同。国内で初めての本格的な研究組織が誕生した。鳴沢会長は「宇宙全体のどこかには知的生命が存在するに違いない。実行に向けてわくわくしている」と語り、意気込みを見せている。
「Wowシグナル」50周年記念観測
研究会は、1977年8月に米オハイオ州立大学のアンテナが射手座方向から受信した強い電波信号「Wowシグナル」に着目。この信号は地球外知的生命が発したメッセージの可能性があるとされ、米国を中心に研究が続けられているが、未だ解明されていない。受信から50周年となる2027年8月に、和歌山県紀美野町のみさと天文台で射手座方向の観測を実施。世界中の天文台にも集中観測を呼びかける予定だ。
今後の展望
研究会は観測データの解析や国際連携を強化し、異星人探査の新たな一歩を踏み出す。鳴沢会長は「多くの人が宇宙に興味を持つきっかけになれば」と期待を寄せている。



