鬼界カルデラ直下にマグマだまり発見、神戸大研究チームが発表
鬼界カルデラ直下にマグマだまり発見

約7300年前に巨大噴火を起こした鹿児島県沖の海底火山「鬼界カルデラ」の直下に、新たなマグマが蓄積しつつある大規模なマグマだまりを発見したと、神戸大学などの研究チームが7日までの国際科学誌に発表した。すぐに噴火する危険性は低いとされ、チームは「マグマの供給サイクルの解明を進め、巨大噴火の発生予測につなげたい」としている。

鬼界カルデラとは

鬼界カルデラは日本列島最大級の海底火山で、約7300年前に「アカホヤ噴火」と呼ばれる巨大噴火を経験した。この噴火は約1万7000年前以降では世界最大級の規模とされる。これまで、カルデラ内の海底にはマグマが固まってできた溶岩ドームが存在することが知られていたが、海底地下のどこにマグマがたまっているのかは不明だった。

研究手法と発見

研究チームは海底で高圧空気による人工地震を発生させ、海底地震計を用いて地震波の速度や構造を観測した。その結果、鬼界カルデラ直下に、周囲と比較して地震波が遅くなる領域を発見。高温で液体が存在すると地震波の伝わり方が遅くなることが知られており、この領域には部分的に溶けたマグマが存在すると判断した。

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この発見は、巨大噴火のメカニズム解明や将来の噴火予測に役立つと期待される。チームは今後、マグマの供給サイクルや噴火の周期性についてさらに研究を進める方針だ。

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