中国外務省は19日、先週実施された中国の習近平国家主席とトランプ米大統領の首脳会談において、人工知能(AI)をテーマとした政府間対話を開始することで両国が合意したと正式に発表した。郭嘉昆副報道局長は記者会見で、米中両国が協力してAIの発展とそのガバナンスを促進する必要性を強調した。
首脳会談でのAI協議の詳細
郭氏は、両首脳がAIに関する問題について「建設的な意見交換を行った」と述べ、AIが人類文明の進歩と国際社会の福祉に一層貢献するよう取り組むべきだと語った。具体的な対話の枠組みやスケジュールについては明らかにされていないが、両国間でAI分野の協力関係を強化する意向が示された。
米国側の反応と背景
トランプ大統領は15日、記者団に対し、米中首脳会談でAIのリスクについて議論したことを明らかにしていた。また、ベセント米財務長官は14日、米中両政府がAIに関する対話を開始する予定であると述べていた。これらの発言は、今回の合意が事前に調整されていたことを示唆している。
AI技術をめぐっては、米中両国が覇権争いを繰り広げており、安全保障や経済競争力の観点からも注目されている。今回の政府間対話の合意は、両国が協調してAIのリスク管理や国際的なルール作りを進める可能性を示すものとして、今後の動向が注目される。



