大阪府泉佐野市の千代松大耕市長は29日、記者会見を開き、親が養育できない子どもを匿名で預けられる「赤ちゃんいのちのバトン(赤ちゃんポスト)」と、妊婦が病院の担当者のみに身元を明かす「内密出産」について、来年1月末にも運用を開始したいとの意向を明らかにした。
設置先の病院で改修工事
市によると、設置先となるりんくう総合医療センターでは、赤ちゃんポストの設置などを含む改修工事の日程が決まり、早ければ8月に着工し、来年1月末頃に完成する見込み。千代松市長は「改修工事が終わり次第、運用開始できるよう、他機関との調整を進めていきたい」と述べた。
実地研修費を計上
市は同日発表した約7億600万円の6月一般会計補正予算案に、先進事例である慈恵病院(熊本市)へ同センターの看護師や市職員らを派遣し、相談支援業務や他機関との連携業務などを学ぶ7日間の実地研修費約190万円を盛り込んだ。
市は当初、今年度中の開始を目指して準備を進めていたが、改修工事のスケジュール確定に伴い、具体的な時期が示された形だ。赤ちゃんポストと内密出産の導入により、養育困難な状況にある親や子どもへの支援拡充が期待される。



