桃鉄2で地理的誤りが修正、瀬戸大橋の玄関口駅位置を変更
全国各地の駅を巡る人気ゲーム「桃太郎電鉄(桃鉄)」の新作「桃太郎電鉄2~あなたの町もきっとある~」において、香川県の「多度津駅」が誤って瀬戸大橋のそばに配置されていた問題が明らかになり、制作会社のコナミデジタルエンタテインメント(東京都)が修正を行った。この修正は、実際の地理との食い違いを解消するための自主的な対応として実施された。
ゲーム内での誤配置とSNSでの指摘
昨年11月に発売された「桃太郎電鉄2」では、当初、丸亀駅の東側に多度津駅を配置し、瀬戸大橋を四国方面に渡ると最初に多度津駅を通る構成となっていた。しかし、現実には瀬戸大橋を渡る列車は宇多津駅(宇多津町)などに到着し、多度津駅は丸亀駅の西側に位置している。ゲームのマップが公開されると、SNS上で「多度津の部分は宇多津では?」との指摘が相次ぎ、大きな話題を呼んだ。
宇多津町もこの問題を迅速に把握し、「駅名の誤りを認識している。現状のままでは多くの人に誤った知識を持たせることになる」と懸念を表明していた。町としては、正確な情報の提供が重要であると強調し、修正を求める声を上げていた。
制作会社の対応と修正内容
コナミデジタルエンタテインメントは3月上旬、専用サイトを通じて「一部物件駅の配置や表記を変更」する不具合修正を通知した。同社は読売新聞の取材に対し、「桃鉄はあくまでも『地図をモチーフとした架空の日本』が舞台である」と説明しながらも、「実際の地理との食い違いが生じたため、自主的に修正した」と述べた。この対応により、ゲーム内の駅位置が現実に近い形に調整され、プレイヤーへの誤解を防ぐ措置が取られた。
宇多津町の反応と今後の期待
宇多津町の谷川俊博町長は修正について、「桃鉄のファンらが誤解する恐れはなくなった。これを機に、瀬戸大橋の玄関口の町であることを全国にPRしたい」と語り、地域の知名度向上への期待を表明した。町としては、ゲームを通じて正しい情報が伝わることで、観光や地域振興に貢献する可能性を見据えている。
コナミデジタルエンタテインメントも、「桃鉄のコンテンツ全体として、何らかの形で地域振興に貢献できれば」とコメントし、ゲームが社会に与える影響を考慮した姿勢を示した。この修正は、ゲーム開発者と地域社会の協力による問題解決の一例として注目されている。



