ヨウジヤマモトの黒が放つ存在感、デザインと着心地の両立が世界を魅了
ヨウジヤマモトの黒が放つ存在感、デザインと着心地両立

ヨウジヤマモトの黒が放つ圧倒的存在感、パリコレクションで独自の世界観を披露

2026年から2027年にかけての秋冬パリコレクションが10日に閉幕した。数多くの参加ブランドの中でも、世界的デザイナー山本耀司氏(82)が手がける「ヨウジヤマモト」は、圧倒的な存在感を放ち、ファッション業界内外から熱い注目を集めた。

黒一色の装いに身を包んだ招待客たちの熱い声

6日午後6時、パリ市庁舎前では、約1時間後に開催されるファッションショーを前に、全身黒の装いをまとった招待客たちが次々と姿を現した。カメラマンたちに囲まれ、フラッシュを浴びていたのは、アメリカ在住の29歳のファッションデザイナー女性である。

「ヨウジの服は生地の切り方が美しく、かっこいい。デザイナーとして心から尊敬しています」と、彼女は熱く語った。ウエストを絞ったコートの下に、裾が広がったボリュームのあるスカートを着用し、そのスタイルはまさにブランドの美学を体現していた。

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ドイツのジャーナリスト女性は、片方の襟にプリーツが施された左右非対称のジャケットと九分丈のパンツ、バッグを「ヨウジヤマモト」でコーディネート。「最初にショーを見た時に心を奪われました。身にまとうと、ブランドの力強い服が私に力を与えてくれるのです」と、その魅力を語った。

長年にわたる愛用者たちが語るブランドの真髄

ロンドン在住の60歳の大学教授女性は、襟元のプリーツが美しいロングジャケットにワイドパンツを合わせていた。日常的にブランドの服を愛用しているという彼女は、「形がかっこいいだけでなく、動きやすいんです。これが長年愛され続ける理由でしょう」と指摘した。

パリ在住の64歳の自営業女性は、綿素材のつなぎを着て来場。「一見シンプルに見えるけれど、一着でも高級感があって装いがまとまります。これこそがデザインの力なのです」と、その洗練された美学を称賛した。

アイルランドの60歳のインテリアデザイナー女性は、40年来のブランドファンである。この日は無地のウールのコートを装いの主役に据え、「構築的で美しいシルエットを生み出してくれます。体のラインを強調しないところも大好きです」と、その独自の哲学に共感を示した。

45年にわたる創作活動の集大成

1980年代初頭、明るい服が主流だったパリコレクションにおいて、山本耀司氏は黒一色の服を発表し、「黒の衝撃」と評された。以来、黒を基調とした流行に左右されない服は、世界中で愛され続けてきた。

今回のコレクションでは、浮世絵師葛飾北斎の作品が着想源の一つとなった。布を重ねたり結んだりして着物や浴衣を彷彿とさせるドレスや、北斎が描いた鶴をモチーフにしたコートなど、日本的な美意識が随所に散りばめられた。

多くのブランドでデザイナーの交代が相次ぐ中、創業者である山本氏が45年にわたり第一線で発表を続けることは極めて稀な事例である。ショーの最後に山本氏が登場すると、会場からはいつまでも鳴りやまない拍手が送られた。

印象的だったのは、ショー会場で出会った人々の多くが、ブランドの服を着ると「快適に過ごせる」と口を揃えて語っていたことだ。デザイン性と着心地の両立――これこそが「ヨウジヤマモト」の真の魅力であり、世界中のファンを虜にし続ける理由なのである。

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