河島英五さんの没後25年、奈良のカフェが国内外のファンを魅了
切ないメロディーで知られるシンガー・ソングライター、河島英五さんが亡くなって、2026年4月16日でちょうど25年を迎えます。英五さんの家族が奈良市で営むカフェには、今も国内外から多くのファンや観光客が訪れ、その思い出と世界観を継承する場として親しまれています。
英五さんの愛用品が飾られるカフェの魅力
東大寺の近くに位置するこのカフェでは、英五さんが生前愛用していたギターや衣装、バイクなどが展示されています。これらは単なる装飾ではなく、心の交流を大切にした英五さんの人生観を象徴するものとして、訪れる人々に深い感銘を与えています。
オーナーを務める長男の翔馬さん(43歳)は、カフェのコンセプトについて次のように語ります。「河島家のテーマは『旅』です。砂漠のオアシスのような雰囲気を大切にし、父の世界観を反映させています」。壁には英五さん自身が描いたラクダの絵も展示され、訪れる人々を独特の空間へと誘います。
奈良との深い縁とカフェの歴史
河島英五さんは生前、日本らしい風景が残る奈良を何度も訪れ、墓所も同市にあります。この地への愛着から、家族は2003年にカフェを開業。その後、2013年に現在の場所へ移転し、より多くの人々が訪れやすい環境を整えました。
メニューにもこだわりが見られ、ヒット曲「酒と泪と男と女」にちなんだ「酒と泪と男とぜんざい」(冬季限定)が人気です。ぜんざいは甘党だった英五さんの好物で、翔馬さんによれば「ファンは必ずと言っていいほど注文する」とのこと。このように、カフェは英五さんの音楽と人生を多角的に伝える役割を果たしています。
世代を超えたファンの広がり
英五さんを知る世代だけでなく、近年の歌謡曲ブームの影響もあり、若い層や海外からの観光客にもその音楽が認知されつつあります。翔馬さんは、「海外客から英五さんの曲が知られていると聞き、驚きとともに嬉しく思っています」と語り、その影響力の広がりに感慨を深めています。
没後25年という節目を迎え、このカフェは単なる飲食店ではなく、英五さんの芸術と人生を継承する文化的な拠点としての役割を強めています。国内外から訪れる人々が、ここで英五さんの思いに触れ、新たな発見をしているのです。



