第79回カンヌ国際映画祭で15日、最高賞「パルムドール」を競うコンペティション部門に選出された濱口竜介監督の最新作「急に具合が悪くなる」が公式上映され、上映終了後には観客から10分以上にわたって万雷の拍手が送られました。
華やかなレッドカーペットと熱狂的な観客
カンヌのレッドカーペットには、濱口監督をはじめ、主演のビルジニー・エフィラさん、岡本多緒さんらキャスト陣が登場。さらに、原作者である人類学者の磯野真穂さんも出席し、観客の歓声に応えました。上映時間は3時間16分という長編作品でしたが、観客は最後まで熱心に見入り、終了後には惜しみない拍手が贈られました。
濱口監督の感謝のスピーチ
拍手が鳴りやまない中、濱口監督はマイクを手渡され、「長い時間、見ていただいて本当にありがとうございます。ここに来られたことを心からうれしく思います」と語り、出演者やスタッフ一人ひとりに感謝の言葉を述べました。その姿に会場からはさらに大きな拍手が沸き起こりました。
作品の内容と原作
「急に具合が悪くなる」は、哲学者の宮野真生子さんと磯野真穂さんが病や命について交わした往復書簡をまとめた共著が原作。フランスで撮影が行われ、パリ郊外の介護施設で働くディレクター(エフィラさん)と、がんと闘う演出家(岡本さん)の交流を繊細に描き出します。日本では6月19日に公開予定です。
濱口監督の過去の受賞歴
濱口監督は2021年に「ドライブ・マイ・カー」でカンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞しており、今回の作品でも高い評価が期待されています。



