「編み物ができるお母さんになって」長女の一言がきっかけで始めた編み物の世界
読売新聞西部本社が募集した読者エッセー「私の日記から」の特別編「彩り」テーマ投稿から、山口県周南市に住む林あかねさん(32歳)の心温まる体験が紹介されています。
7歳の長女からのリクエストが人生に新たな彩りを
約半年前、林さんの7歳になる長女から「編み物がしたい。編み物ができるお母さんになって」と言われたことが、すべての始まりでした。長女は幼稚園の頃から編み物に憧れを抱いていたようです。手芸が得意ではなかった林さんでしたが、娘の純粋な願いを聞き入れ、初心者向けの本と必要な道具を揃えて挑戦を決意しました。
編み物を始めてみると、編み針を規則的に動かしながら没頭できる時間が心地よく、楽しさのあまり夢中になってしまったといいます。最初のうちは、本を見ても理解できない部分を自己流で進めていたため、作品には妥協した部分が表れてしまいました。しかし、その不完全さこそが「次はここに気をつけよう」という新たな目標につながり、創作の面白さを実感するきっかけになったのです。
手芸店の常連になり、家族の絆が深まる編み物時間
今では毛糸を買いに行く手芸店の常連客となった林さん。編み物をする母親の姿を、長女はいつもニコニコと見守ってくれます。不格好な作品であっても、自信作であっても、娘はすべてを大切にしてくれるのです。
「ママが編んだよ」と周囲に見せる娘の姿には、嬉しさと恥ずかしさが入り混じる複雑な感情を覚えるといいます。最近では、長女と一緒にぬいぐるみ用のマフラーを初めて編むという貴重な体験もしました。
3歳の次女も参加する至福の家族時間
3歳の次女も、母親の編み物時間に自然と参加しています。林さんの膝の上で毛糸の切れ端を触って遊ぶ次女。娘たちの「息づかい」を感じながら作品を作る時間は、何ものにも代えがたい至福のひとときです。
林さんは「のんびり楽しく、いろんなものを編んでいきたい」と語り、編み物が家族にもたらした彩り豊かな日常を大切にしています。
読者エッセー「私の日記から」投稿募集について
読売新聞西部本社では、読者エッセー欄「私の日記から」への投稿を継続的に募集しています。題材は自由で、400字程度の原稿をお送りください。掲載された作品には薄謝として図書カードを贈呈し、読売新聞の電子メディアなどで公開する場合があります。
投稿の際には、郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記の上、〒810-8581(住所不要)読売新聞西部本社社会部地域・生活課「私の日記から」係までお送りください。ファクス(092-715-5877)やメール(s-townlife@yomiuri.com)での投稿も可能です。



