伊藤穣一氏がデジタル庁委員を任期途中で退任 エプスタイン関係報道が背景
松本尚デジタル大臣は3月6日、少女らの性的人身売買罪で起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏との関係が報じられた伊藤穣一千葉工業大学長が、デジタル庁の「デジタル社会構想会議」の委員を任期途中で退任すると明らかにしました。伊藤氏は自身のホームページ上の声明で、今月末での退任の意向を示しており、松本大臣はこの意向を踏まえ「本人の意向を尊重したい」と述べています。
任期は今年12月末まで 聞き取りは実施せず
伊藤氏の委員任期は本来、今年12月末まででしたが、エプスタイン氏との関係を巡る報道を背景に、早期退任が決まりました。松本大臣は、伊藤氏への追加の聞き取りについては「声明で事実関係が整理して述べられている」として実施しない考えを示しました。これにより、デジタル庁は委員の交代手続きを進めることになります。
伊藤氏は、日本の著名な起業家として知られ、デジタル分野での政策提言に携わってきました。しかし、今回の退任は、国際的なスキャンダルに巻き込まれた人物の公的役職からの離脱という形となり、政府関係者やメディアの注目を集めています。デジタル庁は、この件についてさらなるコメントを控えており、今後の会議運営に影響が出るかどうかが注目されます。
エプスタイン氏は、2019年に逮捕され、未成年者への性的人身売買などの罪で起訴されましたが、収監中に自殺しています。伊藤氏との関係は、一部メディアで報じられており、これが退任の直接的な要因となったと見られています。松本大臣は、記者団に対し、伊藤氏の声明を尊重する姿勢を強調し、デジタル政策の推進には引き続き注力すると述べました。



