伊藤穣一氏、政府関連役職を退任へ エプスタイン氏との関係で説明
千葉工業大学長の伊藤穣一氏は、米実業家ジェフリー・エプスタイン氏との関係を巡り、政府関連の役職を今月末で退任する考えを明らかにしました。一方で、学長職は継続するとしています。
エプスタイン氏との関係について説明
伊藤氏は3日、自身のホームページで声明を発表し、エプスタイン氏との関係について詳細に説明しました。エプスタイン氏は、少女らの人身取引罪などで起訴され、勾留中に死亡した人物です。伊藤氏は、「明らかになっているような恐ろしい行為を目撃したり、その証拠を認識したりしたことは一度もない」と強調しました。
さらに、伊藤氏は2011年から務めていた米マサチューセッツ工科大(MIT)メディアラボ所長として、資金調達活動を行う中で、ラボ諮問委員会のメンバーからエプスタイン氏を紹介されたと述べています。2019年にエプスタイン氏が逮捕され、MITが批判を受けたことで所長を辞任しましたが、その後の大学側の調査で、「いかなる法律や規則にも違反していないことが確認された」としています。
政府役職退任と学長職継続の方針
伊藤氏は現在、内閣府の「グローバル・スタートアップ・キャンパス構想」運営委員会や、デジタル庁の「デジタル社会構想会議」の構成員を務めていますが、これらの役職は今月末で退任する予定です。理由として、「学長職に専念する」ことを挙げています。
一方、千葉工業大学長の職務については継続する方針で、教育と研究に注力していく考えを示しました。この決定は、エプスタイン氏を巡る騒動の影響を最小限に抑え、大学運営の安定を図る意図があると見られます。
エプスタイン氏関連資料の開示と影響
エプスタイン氏を巡っては、米司法省が昨年12月から膨大な捜査資料を開示しており、交流のあった著名人の名前が含まれています。伊藤氏とみられる人物もリストに載っており、これが今回の説明と役職退任の背景にあると推測されます。
伊藤氏の動向は、国際的なスキャンダルに巻き込まれた人物の対応事例として注目されており、今後の展開が注目されます。政府関連の役職退任により、公的な立場からの影響を軽減する一方で、学術界での活動は維持する戦略を取っています。
