小学館「マンガワン」連載「星霜の心理士」原作者が有罪判決のマツキタツヤ氏と同一人物と判明
小学館は2026年3月2日、漫画アプリ「マンガワン」で連載中の作品「星霜の心理士」の原作者が、過去に強制わいせつ容疑で有罪判決を受けたマツキタツヤ氏と同一人物であることを正式に発表しました。この事実は、編集部のごく一部しか把握しておらず、社内での検証プロセスを通じて明らかになりました。
筆名変更の背景と被害者配慮の問題
原作者は、筆名を八ツ波樹として活動していましたが、その理由は被害者への配慮によるものとされています。しかし、小学館は声明の中で、「被害に遭われた方々をより傷つけてしまうのではないかという点については、マンガワン編集部は更に熟慮すべきであった」と反省の意を示しています。この問題は、以前から指摘されていた「常人仮面」の原作者起用問題を受けて、社内で進められていた検証の中で発覚しました。
連載の更新停止と第三者委員会の設置
小学館は、この事実を受けて、「星霜の心理士」の連載更新を一時停止することを決定しました。また、「常人仮面」問題に対応するために設置予定だった「調査委員会」を、より厳格な「第三者委員会」に格上げする方針を明らかにしています。これにより、社内の透明性と信頼回復を図る姿勢を示しました。
過去の経緯と社会的影響
マツキタツヤ氏は、2020年8月に強制わいせつ容疑で逮捕・起訴され、有罪判決を受けています。彼は以前、集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載されていた「アクタージュ」の原作者としても知られていました。今回の発表は、出版業界における原作者の経歴管理や倫理的問題に新たな焦点を当てることになりそうです。
小学館の本社は東京都千代田区に所在しており、この問題は同社の企業ガバナンスや社会的責任についても議論を呼ぶ可能性があります。今後の第三者委員会の調査結果や、連載再開の可否については、注目が集まっています。



