中井選手と山田選手に県民栄誉賞
2026年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪で、ともに銅メダルを獲得したフィギュアスケート女子の中井亜美選手(18)とスノーボード男子ハーフパイプ(HP)の山田琉聖選手(20)に、6月11日、新潟県から県民栄誉賞が贈られました。新潟市出身の中井選手にとっては五輪後初めての凱旋となり、生まれ育った地元の人々と喜びを分かち合いました。
表彰式の様子
同日午前、両選手が県庁を訪れると、約500人の職員らが拍手で出迎えました。表彰式では、花角知事が両選手に表彰状と記念品を手渡しました。花角知事が競技を始めたきっかけを尋ねると、中井選手は浅田真央さんの名前を挙げ、「氷の上を速く滑ったり回ったりしているのを見て衝撃を受けた」と語りました。山田選手は「朝から夜までずっと滑っていた」ほどスノーボードに夢中になり、地元にハーフパイプが設置されたことがきっかけだったと明かしました。
今後の目標
来シーズンについて、中井選手は「世界選手権でのメダル獲得」を目標に掲げ、山田選手は世界選手権に加えて賞金大会「Xゲームズ」への挑戦意欲を示しました。
県民栄誉賞の歴史
県民栄誉賞は、県にゆかりがあり、スポーツや芸術、文化などの分野で顕著な活躍をした人に贈られます。歌手の小林幸子さんや俳優の渡辺謙さん、五輪でメダルを獲得した選手らに贈られており、今回で受賞者は15人と1団体となりました。
スポーツ栄光賞も受賞
県庁での表彰式後、両選手は近くの県自治会館で、県スポーツ協会から「スポーツ栄光賞」も授与されました。
中井選手、思い出のリンクで市スポーツ大賞
中井選手が小学生の頃に通っていた新潟市中央区の市アイスアリーナでは、市スポーツ大賞の表彰式が開かれました。約400人の市民が訪れ、中井選手と五輪の感動を共有しました。市は市民を対象に参加者を募集し、約1900人の応募がありました。中原八一市長から表彰盾を受け取った中井選手は、観覧席に手を振り、五輪で見せた明るい笑顔を見せました。
表彰式後、中井選手は「ここでスケートを始めた頃の思い出や先生たちのレッスンなど、いろんな景色を思い出してすごく楽しい時間になった」と振り返り、「たくさんの方が応援してくれていることを感じられて本当にいい機会でした」と充実感を語りました。
市民の声
表彰式を観覧した新潟市中央区の小学4年生の女児(9)は「式典の中井選手もすごくかわいかった」と感動。五輪の演技を見てフィギュアスケートに興味を持ったといい、「いつか中井選手のように滑ってみたい」と目を輝かせました。同市東区の無職の女性(70)は「小柄だけど、演技はエネルギーがあふれていて素晴らしい。新潟の希望の星。また世界の表彰台に上る姿を見たい」と期待を寄せました。



