東京都は、50戸以上の新築マンションに対して、配送車用の駐車スペースを設置することを義務付ける方針を固めました。宅配需要の増加に対応し、荷物の積み下ろしをスムーズに行えるようにするのが目的です。来月8日までパブリックコメント(意見公募)を実施し、都駐車場条例の改正を目指します。
義務化の具体的な内容
新たな方針では、50~100戸の新築マンションには、宅配や引っ越し作業に使用できる駐車スペースを、2トン車で1台分設けることが義務付けられます。より規模の大きい建物の場合は、100戸を超えるごとに1台分ずつ増やし、面積は緩和する予定です。
また、マンションの住民や来客用の駐車場については、1台ごとの設置基準を変更します。23区部では延べ床面積450平方メートル(現行350平方メートル)、市部では350平方メートル(同300平方メートル)に改められます。
背景にある実態調査
この改正は、都が2023~25年度に行った駐車場の利用実態調査で、マンションの駐車場に空きが増えていることが判明したことを受けています。背景にはカーシェアリングの普及があるとみられています。都はこの機会に、駐車場の有効活用と配送効率の向上を図りたい考えです。



