鴨川市新市道「貝渚大里線」が供用開始 渋滞緩和と地域活性化に期待
千葉県鴨川市において、市中心部の国道128号の渋滞緩和などを目的に整備されてきた「市道 貝渚大里(かいすかだいり)線」の貝渚工区が完成し、3月12日から一般供用が開始されました。この新市道は、2024年に先行開通した部分と合わせることで、鴨川市中心部を経由せずに、鋸南町と君津市方面への2本の主要地方道へ直接アクセスできるようになり、交通の流れが大幅に改善される見込みです。
詳細な開通区間と事業費
今回開通した区間は、国道128号の嶺岡トンネル付近から長狭街道(県道鴨川保田線)に至る約1059メートルで、総事業費は約3億7000万円に上ります。これに先立ち、2024年3月には長狭街道付近から県道千葉鴨川線につながる約1237メートルが開通しており、県道千葉鴨川線は旧鴨川有料道路を経由して君津市へと接続しています。これらの道路はいずれも内房と外房地域を結ぶ重要な地方幹線道路であり、従来は市中心部で国道128号と交差することで渋滞の原因となっていました。
渋滞問題と地域への影響
年末年始や観光シーズンには特に渋滞が深刻化し、地域住民の日常生活にも大きな支障を来していました。鴨川市はこの課題を解決するため、2009年度に事業に着手し、17年という長期間をかけて整備を進めてきました。現地では供用開始前日の3月11日に安全祈願祭が行われ、佐々木久之市長は「この新市道により、観光拠点へのアクセスが向上し、地域経済の活性化が期待されます。また、災害時には安全な交通が確保され、防災力の向上にも寄与すると確信しています」と述べ、プロジェクトの意義を強調しました。
今後の展望と期待される効果
新市道の供用開始により、国道128号の渋滞緩和が進み、観光客の利便性向上や地域経済の振興が期待されています。さらに、災害時の避難経路としても機能し、市民の安全確保に貢献することが見込まれます。鴨川市は今後も交通インフラの整備を継続し、持続可能なまちづくりを推進していく方針です。



