福島県内の観光客数、過去最高を更新 インバウンド需要が牽引
福島県内観光客数、過去最高 インバウンド需要が牽引

福島県は、2024年度の県内観光客数が過去最高を記録したと発表した。新型コロナウイルス感染症の影響からの回復が進み、特にインバウンド(訪日外国人)需要が大きく牽引した形だ。

観光客数、過去最高を更新

県がまとめたところによると、2024年度の観光客数は約1億2000万人に達し、これまでの最高だった2019年度の約1億1500万人を上回った。前年度比では約15%の増加となる。宿泊客数も増加しており、観光消費額も過去最高を更新したとみられる。

インバウンド需要がけん引

特に伸びが顕著だったのがインバウンド需要だ。2024年度の外国人観光客数は約50万人と、前年度の約2倍に増加。円安の進行やビザ要件の緩和が追い風となり、東南アジアや欧米からの観光客が増えた。会津若松市や猪苗代町などの観光地では、外国人向けの多言語対応やキャッシュレス決済の導入が進み、受け入れ態勢の整備が奏功した。

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新たな観光施策も効果

県は2024年度、『ふくしま観光復興キャンペーン』を展開し、県内の観光資源を積極的にPR。また、地域の特産品を活用したグルメツアーや、自然体験プログラムの充実など、新たな観光コンテンツの開発にも力を入れた。これらの施策が国内外の観光客の関心を集め、リピーターの獲得にもつながった。

経済効果と今後の課題

観光客の増加は、宿泊業や飲食業、運輸業など関連産業に大きな経済効果をもたらしている。県は、2025年度も観光需要の持続的な拡大を見込み、さらなるインバウンド誘致や観光地の魅力向上に取り組む方針だ。一方で、観光客の集中によるオーバーツーリズムや、地域住民との摩擦などの課題も浮上しており、持続可能な観光の実現が求められている。

県観光課の担当者は「今回の記録は、関係者の努力と県民の協力の賜物。今後も安全で快適な観光地づくりを進め、福島の魅力を国内外に発信していきたい」と話している。

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