船橋の記憶を映像で保存、郷土史ビデオ40本が完成
千葉県船橋市内のかつての風景や暮らしを記録した郷土史ビデオが、市民メディアスタジオによって制作され、ついに計40本に達しました。この節目を記念して、5月から「ふるさと船橋 ビデオ文庫」として定期的な上映会が実施されることになりました。文庫開設に先立ち、記念上映会が5月19日午前10時から11時30分まで開催され、ビデオ会議システム「Zoom」を通じての視聴申し込みが現在受け付けられています。
市民メディアスタジオによる長年の取り組み
動画を制作したのは、市民メディアスタジオ(旧ちば・コミュニティ・テレビジョン、人見邦良代表)です。同スタジオは地元企業や市民団体などと協力し、1986年から地域の歴史や文化を紹介するビデオを制作し続けてきました。その活動は、船橋の変遷を丹念に記録する貴重なアーカイブとなっています。
代表的な作品としては、「暮らし・街並み・いまむかし」(1991年制作)があり、戊辰戦争や市制施行、埋め立てなど船橋の歴史を十大ニュースでまとめています。また、「ふなばし名木巨木物語」(同年制作)では、地域に伝わる言い伝えを映像と切り絵で紹介。各作品の上映時間は20分から30分程度が多く、視聴しやすい構成となっています。
定期上映会の詳細と参加方法
記念上映会後の5月から12月にかけては、第1日曜日の午前10時から11時30分に「定期郷土史ズーム上映会」が開催されます。原則として1回の上映で2作品が紹介される予定です。参加を希望する方は、事前にメール(kuniyoshihitomi13@gmail.com)に氏名と電話番号を明記して申し込む必要があります。申し込み後、ZoomのIDとパスコードが送付されます。
さらに、ビデオ文庫の運営を支援するため、1人当たり300円(最少賛助額)の募金も呼びかけられています。また、指定場所に映写機材を持ち込む「出張上映会」(作品解説付き)も実施されますが、ビデオの貸し出しは行わない方針です。
この取り組みは、デジタル技術を活用して地域の歴史を次世代に伝える試みとして注目されています。Zoomを利用することで、遠方に住む元住民や若い世代も気軽に参加できるのが特徴です。船橋の豊かな歴史と文化を、映像を通じて再発見する機会となるでしょう。



