岐阜・美濃まつりが開幕 うだつの上がる町並みを「花みこし」が彩る
美濃和紙で知られる岐阜県美濃市で、春の風物詩である「美濃まつり」が11日、2日間の日程で開幕しました。祭りの名物である「花みこし」が、市中心部の観光名所「うだつの上がる町並み」を鮮やかに彩り、多くの観光客や地元住民を楽しませています。
桃色の和紙で作られた「花みこし」が町を練り歩く
「花みこし」は、桃色に染めた美濃和紙を竹の棒に付けて花に見立てたもので、威勢のいい掛け声とともに、うだつの上がる町並みを練り歩きます。午後1時すぎには、12基の花みこしが集う「総練り」が行われ、祭りは一気に花盛りの雰囲気に包まれました。みこしが乱舞し、濃淡の違う和紙の花が揺れ動く様子は、まさに圧巻の光景です。
台湾からカップルで訪れた会社員の胡鎮璿さん(26)は、「昼に咲く花火のようできれいでした。美濃の人が文化に込める情熱が素晴らしかった」と感激した様子で語りました。
7年ぶりに通常ルートを復活
今年の美濃まつりは、新型コロナウイルス感染症の影響や豪雨災害により、これまで短縮や分割されていたルートを、7年ぶりに元の通常ルートに戻して開催されました。これにより、祭りの伝統的な雰囲気がより一層引き立つ形となりました。
12日は、午後0時45分に八幡神社で山車や練り物の奉納が行われ、その後に町並みを巡る予定です。ただし、雨天の場合は中止となりますので、訪れる際は天候に注意が必要です。
うだつの上がる町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、江戸時代から明治時代にかけての商家の町並みが保存されています。この歴史的な景観の中で行われる美濃まつりは、地域の伝統文化を継承する重要な行事として、毎年多くの人々を集めています。



